まず、新車のメリットとして、好きな車種、グレード、色、オプションなどを自由に組わせたお気に入りの1台を選べる点が挙げられます。自分が本当に欲しいクルマをカスタマイズできるワクワク感を得られるのは新車にしかない醍醐味です。

最新の装備や安全機能を搭載できる点も新車のメリットです。少し前の年式だと搭載されていない安全装備やオプションが付けられるので、より快適かつ安全なカーライフを送ることができます。

ランニングコストの削減も新車のメリットです。燃費は常に改良され続けているので、新車を選ぶことでガソリン代の削減につながります。また、エコカー減税などの制度を利用することで税金を抑えることも可能です。
さらに、新車は任意保険で新車特約が付けられます。万が一、車両保険の設定金額の半額以上かかる修理が発生した場合には設定金額満額がおりますので、新しいクルマに乗り換えることが可能です。

クルマは消耗品ですので年式が古くなればなるほど故障のリスクが高まり、パフォーマンスが低下します。短期間での乗り換えやリセールを念頭に置かずに気に入った1台を長く乗り続けたい方には新車がおすすめです。

新車は相場や市場の影響を受けない価格で購入できるというメリットがあります。中古車の場合、同じ車種でもトレンドや経済状況によって価格が高くなったり安くなったりしますので、購入時期によっては高い価格になることがあります。しかし、新車はモデルチェンジなどがない限り価格が変わることはありません。

中古車は新車に比べて車体を低価格で購入できる点が最大のメリットです。中古車は一度ナンバーを取得し、使用されたクルマなので販売価格が新車に比べて安くなるケースがほとんどです。イニシャルコストをできるだけ抑えたい方や、手頃な価格でクルマを購入したい方には中古車がおすすめです。

中古車は在庫としてクルマがあるので最短で2～3週間ほどで納車が可能です。
一方、新車は注文をいただいてから納期がかかってしまいます。また、近年は新車の納期が従来よりもかかってしまう傾向があり、人気車種になると1年以上お待ちいただくこともあります。

新車では販売していないクルマを手に入れることができる点も中古車のメリットです。生産が終了し、中古車でなければ購入できないクルマも多くあります。珍しいクルマやどうしても乗りたいクルマがある方にとっては、中古車は有力な選択肢です。

新車は車種によって納期が異なり、納車まで時間がかかる場合がありますので、あらかじめ販売店に納期を確認しておくことをおすすめします。
また、購入する際に利用できるローンもさまざまな種類がありますので、購入方法も検討すべき重要なポイントです。例えば、残価設定型クレジットの場合、中古車よりも新車の方が車両代の多くを残価として残せますので、月々の支払い額を抑えることができる場合があります。

中古車はクルマの状態をしっかりと確認することが大切です。試乗して取り回しがスムーズか確認するほか、ブレーキの利き具合やエンジン音を聞くなど現車をよく確認しましょう。クルマの性能はもちろん、車内のニオイや内外装の傷や汚れなど細部に至るまでひとつずつチェックしましょう。

はじめは予算の都合で中古車を検討されていたAさん。購入するクルマをどのように使用したいかをお聞きし、トータルコストを算出した上で「予算に対して希望を叶える中古車」と「使用イメージに対して希望を叶える新車」を提案させていただき、最終的には中古車ではなく新車を選択されました。
車体価格を抑えることを気にされ中古車を選択される方は多いですが、中古車を購入するにしても大きな予算が必要です。クルマは大きな買い物となりますので、予算と理想のクルマのバランスを考えることがポイントです。

ご夫婦で来店されたBさん。車種は未定でしたが新車を検討されていました。「高齢の親を乗せることが多い」との声をいただき、乗り降りのしやすいスライドドアの車種をおすすめしました。商談を具体的に進めていましたが、そのタイミングでいま乗っているクルマが故障したため、次のクルマが早く必要になりました。
納期に時間がかかる新車では不都合が生じるということで、納期が早い中古車も含め再検討をすることに。年式が新しく、距離もあまり走っていない中古車がちょうど見つかり、納得感をもって購入いただけました。